作業療法活動報告 令和7年7月17日

今月は長期療養病棟からの報告です。7月3日は病棟で七夕会を行いました。皆さんと作った飾りやお願いごとを書いた短冊を飾り、にぎやかになった笹の葉を前に、七夕会がスタートしました。今回は、職員による「七夕の紙芝居」を披露しました。紙芝居で語りながら、楽器による音も楽しむ紙芝居です。

音楽療法士の指導の下、少し前より練習し、皆さんの反応を楽しみに計画してきました。当日は、紙芝居という懐かしさもあり、「楽しみにしていたよ」と参加される方も多かったです。準備の段階より皆さん関心を持たれ、手作りの紙芝居やたくさんの楽器に興味深々です。紙芝居が始まると皆さんより拍手が聞かれ、その後はとても静かに聞かれていたのがとても印象的でした。

彦星が飼っている牛の鳴き声を「クイーカ」という楽器で、織姫の機織りのカタリントンという音を「ギロ」という楽器で奏でました。他にもスタンドドラムやツリーチャイム、レインスティックも登場します。音が奏でると「わあーきれい」と歓声もあがりました。織姫と彦星が巡り合った場面では「本当よかったね。」という声もきかれ、楽しんでいただけたようです。「雨の音がすごくきれいだった」「織姫と彦星が一年に一度しか会えないことがかわいそう」「紙芝居がすごくよかった」とたくさんの感想をいただきました。

皆さんの願い事は、病気が早く治りますように・・家族が元気に過ごしますように・・世界が平和になりますように・・・と書いた方が多かったです。七夕会では皆さんが心を込めて丁寧に書いた短冊や紙芝居に集中してみてくださる様子、皆さんの前でしっかり感想を話してくださる姿がとても印象的で、素敵な会となりました。どうか、皆さんの願いが叶いますように・・・☆☆☆